チリ北部でM8.2の地震
日本へは明日3日午前6時津波到達の恐れ
http://weathernews.jp/s/weather_topic/quake.html
朝日新聞デジタルより
http://www.asahi.com/articles/ASG4232VSG42ULBJ001.html
南米チリ北部で現地時間1日午後8時46分
(日本時間2日午前8時46分)ごろ、大きな地震があった。
米地質調査所によると、地震の規模を示すマグニチュード(M)は8・2。
震源地は、北部の都市イキケ沖の北西約95キロで、
深さは約10キロと比較的浅い。
米海洋大気局(NOAA)の太平洋津波警報センターは、
チリ、ペルー、エクアドル沿岸に津波警報を発令。
イキケで2メートル超、北に約70キロ離れたチリのピサグアでも
2メートルの津波が観測されたほか、ペルー南部のマタラニでも
50センチ超が観測された。
チリ政府は、地震発生から間もなく沿岸部全域に避難命令を出し、
車を使わずに避難するよう呼びかけた。
地元紙テルセラは死者5人が確認されたと報じ、
負傷者も一部で出ている模様だ。
現地では余震が続き、チリ政府は1日深夜、
少なくとも6時間は避難を続けるよう呼びかけた。
日本の外務省によると、震源地に近いチリ北部やペルー南部に
日本人の在住者が数十人おり、現地の大使館が安否を確認している。
世耕弘成官房副長官は2日の記者会見で、日本人が被害に遭ったと
いう情報は寄せられていないと話した。
イキケの警察によると、地震発生時、突然、建物の扉や街灯が
大きく揺れた。避難命令が出されると、住民らは走って避難し、
一部でパニック状態になる人も見られたという。
同市では、空港への航空機の発着が見合わされた。
また、地震の混乱の中で刑務所から受刑者約300人が逃走した
との情報があり、政府は警察や軍を現地に派遣し治安維持にあたる
として平静を呼びかけた。
チリでは2010年にもマグニチュード8・8の地震により
津波が発生しており、建物崩壊などを含め約450人が犠牲に
なっている。
今年は3月16日にイキケ沖でM6・7の地震が発生し同市を
含む3市の住民約10万人に避難命令が出されていた。
その後も北部では数百回の地震が頻発していたという。
(ワシントン=小林哲、サンパウロ=岩田誠司)
気象庁は日本への津波の影響は「調査中」としているが、
太平洋の広い範囲で津波が発生する可能性があるとして、
今後の情報に注意するよう呼びかけている。
仮に日本に津波が到達する場合は、
3日午前6時ごろに北海道東部に第1波が達するという。
2010年2月にチリ中部沿岸で起きたマグニチュード(M)
8・8の地震では、気象庁は大津波警報を発表。
発生からおよそ22時間後に北海道根室市に30センチの津波が
到達し、それからさらに3時間以上経って岩手県や高知県を
1・2メートルの津波が襲った。
1960年のチリ地震(M9・5)でも、
発生から22時間以上経って日本の太平洋岸を1~4メートルの
津波が襲い、三陸沿岸を中心に142人の死者・行方不明者が出た。
同庁は「第1波の後にさらに大きな波が来ることも多い。
津波情報の更新に十分注意してほしい」としている。
<引用終わり>
チリ沖でM8.2の地震…津波警報には日本も注意が必要
- NAVER まとめ
http://matome.naver.jp/odai/2139640057349928701
★現地時間の1日午後6時46分ころ、南米チリのイキケの沖合
およそ100キロを震源とするM8.2の地震を観測
★チリ・ペルー・エクアドルの3か国に津波警報が発令された
★「震源付近の沿岸部で大きな被害が出た恐れがあり、
遠隔地にも及ぶ可能性がある」と警戒を呼び掛けた
★震源に近いイキケでは、日本時間の午前9時5分に
高さ2m11cmの津波が観測されている
★チリでは2010年2月、M8.8の地震で津波が発生し、
約500人が死亡している
◎実は日本とも密接な関係があるチリの地震
★【1960年】
チリ沿岸にM8.5の巨大地震が発生
*この時に起きた津波によって
宮城県南三陸町では41人が亡くなっている
★【2010年】
南米チリでM8.8の巨大地震が発生
*この地震による津波で三陸沿岸部に、
推定1~2メートルの津波が押し寄せきた
*日本とチリは同じ太平洋に面しており、
どちらかで地震があれば反対側にも津波がくるという
意味で同じ危険を共有している
◎今回の地震での日本への影響は?
★日本への津波の有無については現在調査中
★気象庁では太平洋の広い範囲で津波発生の可能性がある
として注意を呼びかけている
★仮に津波が日本に到達する場合、
発生から約24時間後の3日朝、
太平洋沿岸に到達することになるという